もう一つ課題曲を残しているのだが、ここで番外編。サックス四重奏に挑戦した。
矢後さんの曲はもちろんギターの曲なのだが、どんな楽器(編成)で演奏してもサマになりそうな壮大さがある。今回の課題曲の中では、特にヒロガルセカイを聞いていると、頭の中でサックス四重奏が鳴ってきて吹いてみたくて我慢できなくなり、ついに大学時代の吹奏楽仲間に声を掛けた。
(ちなみに僕のサックス歴は吹奏楽のみで、中学2年生〜大学3年生。その後は年に数回触る程度。)

僕を含めて皆現役を退いてから10年以上経っていたが、快く引き受けてくれた。アレンジは僕が担当したが、どの楽器にどのメロディーを割り当てるか、それだけでも可能性は膨大でとても楽しかった。基本的には原曲に忠実な編曲としたが、最後タッピングハーモニックスで盛り上がるところは少し遊んでみた。

ソロギター曲をサックスアンサンブルにアレンジしたのは初めてだったが、一つ感じたのはギターの表現力は思った以上に幅広いということ。管楽器では(演奏技術の至らなさを抜きにしても)表現の難しいニュアンスがたくさんあった。

さらには、メンバーの在住地がバラバラ(日本とアメリカ!)なので撮影はリモート形式。もちろん全員初めての経験で、これには大いに苦労した。相手の表情、呼吸を感じられないのでうまく合わない。それでも一人、また一人と映像が届き、重ねていって形になっていくのは何とも言えない満足感があった。また機会があったら(ギターのアレンジに限らず)他の曲にも挑戦してみたいと思う。

そんなこんなで、どうにか形にした演奏がこちら。